曽於市のしゃらこども園は、豊かな思いやりのある心、知的好奇心や遊び心のある保育、教育、基本的生活習慣の育成等を通してまことの保育(仏教精神に根ざした保育、教育)を目指しています。

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心がけ 子育てアドバイス・・・上手なしかり方

 子育てアドバイス・・・上手なしかり方、10箇条 筑波大学心理学系教授 松原達哉
1.ほめて叱れ
  いたずらをしたとき、頭ごなしに叱らないでよい点をほめて叱る
 「いつもよい子は、そんないたずらしない」というように、一度ほめて叱れ主義がいい

2.すぐほめ、すぐしかる
  よい行動に対しては、その場ですぐほめ、悪い行動に対しても、すぐ注意して叱ります。こどもの気持ちは変わりやすいので。

3.生命に危険な遊びは厳しく叱る  信号無視、火遊び、工事現場で遊ぶ、刃物を持つなど

4.感情的に叱らない
  大人がいらいらして、子どもに感情的に当たるのはよくありません。天気が悪い、夫婦げんかをしたら怒ることが多く、給料日には叱らない、ではいけません。冷静で、感情的に変わらない態度が望ましい

5.短く簡潔に叱る
  ダラダラ執念深く叱っていると、子どもの性格がひねくれ、暗く、陰気な子になります。叱った後もさらりとします。
6.納得のいく叱り方をする
なぜ叱られているのかわからないような、一方的、感情的な叱り方は効果的ではない

7.食前と寝る前には叱らない
  食前に叱ると、食欲減退、反抗心を高め、恨みを持ちます。「そんなことをする子は、ご飯を食べさせません」という叱り方は最低です。また、寝る前に叱ると、横になってからも悲しがり、寝付きが悪くなります。

8.弟妹や友達と比較して叱らない    自尊心が傷つけられて不愉快に思います。

9.能力的に無理なことは叱らない

10.愛情をもって叱る
  子どもを恨んで叱ったり、怒ったりしない。愛情があれば、多少叱られても、納得して言うことを聞きます。

 私は、7番の「食事と寝るときには叱らない」が大事だと思います。なぜか食事時に叱りたくなるんです。どうしてでしょう。「もう食べないでいい」と言われてきたからでしょうか。もしくは、食事時にしかられたことを強く覚えているからでしょか。それほど嫌なことだったのでしょう。腹が減るとお互い怒りっぽくなるみたいです。
 いずれにしても、叱り方は大人の生き方に通じる道です。
 子育ては、辛抱強い、感情に左右されない人間になる修行の場ですね。           願成寺 藤本慈明

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