曽於市のしゃらこども園は、豊かな思いやりのある心、知的好奇心や遊び心のある保育、教育、基本的生活習慣の育成等を通してまことの保育(仏教精神に根ざした保育、教育)を目指しています。

menu

横にだって道はあるのさ

 RADWIMPSというグループの“おしゃかしゃま”という歌にたまたま出会いました。
 若いのに、なかなかおもしろかったので一部ご紹介します。

カラスが増えたから殺します さらに猿が増えたから減らします でもパンダは減ったから増やします  けど 人類は増えても増やします
僕らはいつでも神様に 願って拝んでても いつしか そうさ僕ら人類が 神様に
                           気付いたらなってたの 何様なのさ
(中略)
もしもこの僕が神様ならば 全てを決めてもいいなら
    7日間で世界を作るような真似はきっと僕はしないだろう
きっともっとちゃんと時間をかけて またきちっとした計画を立てて だって焦って急いで 作ったせいで 切って貼って 作って壊して
(中略)
来世があったって仮に無くたって だから何だって言うんだ 生まれ変わったって 変わらなくたって んなこたぁどうだっていいん 天国行ったって 地獄だったって だからなんだって言うんだ
  上じゃなくたって 下じゃなくたって 横にだって道はあんだ

 アミダ様が、仏の国を作るにあたり、どんな国がいいのか、どんな仏になるのか詳しく述べられますが、そのために考えられた時間の長さが「五劫」といって、人間にとっては無限ともいえる時間をかけられたと説かれています。
 神様が七日間で世界を作られたことと対照的です。
 仏様は、世界が作られた話はされません。そんなことより、今の苦しみをどう乗り越えていくかが大事なことだからです。 
 では、なぜ、そんなに長い時間かけて仏の国を考え抜かれたかというと、若い者も年老いた者も、賢い者も愚かな者も残さず救うためにはそれだけの時間が必要だからなのです。
 一つの命を救うには一つの命を捨ててかからないと救えないのが本当の救いです。つまり私を救うにはそれだけの時間をかけなくては救えない、という仏のお慈悲だと受け取らせていただいています。

上に戻る
上に戻る