曽於市のしゃらこども園は、豊かな思いやりのある心、知的好奇心や遊び心のある保育、教育、基本的生活習慣の育成等を通してまことの保育(仏教精神に根ざした保育、教育)を目指しています。

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水槽の中の循環

メダカをもらって3年目になります
うまく卵を産ませて育てることができず、最初にもらったメダカが3年間生きています
寿命が2,3年といわれているので、そろそろかなと思っています
沢山いたメダカが、いまは6匹になりました
一昨日は死んだメダカが、水槽のそこに沈んで白くなっていました それをすくいだして、庭に埋めました
死体が分かればいいのですが、時々分からない事があります
いないのに死体もない・・・
恐らく水槽の中の自然の循環で、身体が分解されていったのでしょう
あの小さな水槽の中で、目に見えないけれども、自然の営みが行われていることに驚きます
最近読んだ文章であらためて目を覚まされたことがあります
小さな虫や生き物も仏様になれるのですか、という疑問です
ミミズに仏性有やなしや、なんていいます
書かれた方は、こう言います
私は仏になれても、私より劣ったものが仏になれるのかどうか、という疑問は、おかしくないか
なぜ私が他の生き物より偉いのか、ということです
そうか、そうなのか、と目を覚ました次第です
メダカが精一杯生きて、死んだら水槽の中の自然の循環に取り込まれていく
メダカはなにも文句は言わない
水槽の中を泳ぐメダカ、人の世の中を泳いでいる私、違いはないのに、こんなに苦しいのはどうしてでしょう
この世の中を悠然と泳ぎ、そのまま死んでいければどれほど仕合わせか
仕合わせの形を示唆するメダカでした

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