曽於市のしゃらこども園は、豊かな思いやりのある心、知的好奇心や遊び心のある保育、教育、基本的生活習慣の育成等を通してまことの保育(仏教精神に根ざした保育、教育)を目指しています。

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こころがけ

長崎に行ったときの話です。それも10数年前のこと。
お寺の青年の集いがあって、私は中年ですが、まだ青年である、かもしれない、という思い込みでいってきました。車でいきましたが、長崎はとても遠かった。なかなか行けるところではないと思いました。町中はいろいろ歴史のある場所、建物があって、2,3日ゆっくりできたらいいところだと感じました。
講演の合間に、長崎原爆の被爆者の体験談をききました。聞く前は、悲惨な話をするのだろうというくらいの思いでしたが、聞いてみると、深く感動を覚えました。
体験談の内容は、私はこれほどの苦しみを受けてきた、そして今考えることは、戦争はしてはならない、とい
うこと。そのためにまず大事なことは、人の痛みがわかる人間でないとまた戦争をしてしまう、ということです。
そして私のこの痛み、苦しみを伝えることが、同じ過ちを二度と起こらないようにする力になればいい、ということでした。
あらゆるものを区別なく焼き尽くす原爆の恐ろしさと、それを受けてしまった人の悲しみが胸を打ちました。
原爆の熱線で顔や体にひどいやけどを負ってしまい、戦後、治療をするために通院されました。
被害者が、やられた傷を治しに病院に行く途中、誰も彼もが彼の顔を見るそうです。
被害者が痛みに泣きながら、さらに他人の視線に涙するのです。
言葉で皆さんにお伝えするのは難しく、できれば原爆資料館に展示されている当事者の顔を見てもらいたいのですが、想像を絶する被害です。
まさしく黒焦げの顔なのです。その子供が長生きされるとはだれも思わなかったでしょう。
彼は、多感な年ごろにそのような体験をし、じろじろ見られては泣き、優しいまなざしにまた涙されたそうです。
その中で培われてきた願いが、人の痛みがわかる人間になってもらいたい、なのです。
あなたの願いはなんですか。子供が立派になることでしょうか。立派って、なんでしょう。人の痛みがわかる心ほど得難いものはありません。心のこもった言葉に出会いたいです。
最後に原爆詩人といわれる峠三吉さんの詩をご紹介します。

ちちをかえせ ははをかえせ
  としよりをかえせ こどもをかえせ わたしをかえせ わたしにつながるにんげんをかえせ
  にんげんの にんげんのよの あるかぎり くずれぬへいわを へいわをかえせ
                                   峠三吉(とうげさんきち)
                                   願成寺 釈慈明


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