観察する心
霧島の麓は朝夕の寒暖差が大きく、その名の通り霧に包まれる町です 霧の中、朝の庭を見ているとたくさんの蜘蛛の巣が朝露を浴びて、その存在を私に知らしめてくれます。 よく見ないと、蜘蛛の巣か、くらいですが、よくよく観察するととんでもない精巧な作りをしていることに気づかされます。 なんであんな蜘蛛たちがこんなに精巧なものを作るのか、信じられません。学校で習ったわけでもなく、おそらくは本能のままに作り上げてしまうのです。 そんな思いをもちつつ、物干し竿を見たら大きなハエがこちらを見ながら止まっています。前足をすりすりしながら、こちらを見ています。あんなに細い足をコントロールす...
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