大きなものは気づかない
先日のお色干し法要で聞いたおはなしを基にしています。仏さまのおはたらきは、深くて広いが、私たちが意識するものは浅くて狭いものだ、という話です。例えば、生き死にについてです。これは重大問題で、かつわかりやすい面があります。つまり、死にたくないので、健康に気をつけて長生きを目指す、ということです。健康はわかりやすく、そのための努力も目に見える形で目指すことができます。今はやりの、鯖の水煮缶や納豆が身体にいい、とか、なになに体操がいいとかです。こうした分かりやすい話になると、人は積極的に動きます。すぐにスーパーに行って缶詰を買いに行き、体操を始めます。もっとも長続きするものではな...
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