6月の題歓喜(かんぎ)・・・つよくのびます
昔、インド地方でのお話し 仏さまの教えを大事にする王様が、教えを伝えるお坊さんに供養をしようと食事の計画を立てました。 国中からたくさんのお坊さんがやってきて、王様の食事を頂きました。 その中に、一人、特にみすぼらしいお坊さんがいました。 そのお坊さんは大変立派な方で、厳しい修行のため服や袈裟がぼろぼろになっていました。 お城に入ろうとすると、門番が、「きたならしい者はお城には入れない、出て行け」といいます。 お坊さんはお城から離れた木陰に行くと、神通力で立派な服と袈裟を身にまとって、再びお城に入ろうとしました。 すると門番は、「これは立派なお坊様、ど...