曽於市のしゃらこども園は、豊かな思いやりのある心、知的好奇心や遊び心のある保育、教育、基本的生活習慣の育成等を通してまことの保育(仏教精神に根ざした保育、教育)を目指しています。

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保育コラム

めちゃくちゃ

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諸行無常という言葉があります。仏教用語としても普段の日本人の考え方にも大きな影響がある言葉だと思います。なんとなく分かるとは思います。茶碗が割れた、それも諸行無常よ、形あるものは壊れる、ということです。しかし、もっときつめの解釈もあると思います。では、どのようにいうかといえば、「世の中、めちゃくちゃ」ではどうでしょうか。話をかえます。うちで犬を飼っています。10才になりました。左の太ももあたりに前からイボのようなものができていました。最近、形がいびつになり血が出てきました。お医者さんの診断では、これは悪性の腫瘍の可能性があるので手術して取った方がいい、といわれました。また、...

福島のこと

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3月のはじめに、福島県、宮城県に行ってきました。お寺の仲間、6名で行きました。初日は福島県いわき市のハワイアンズというホテルに泊まりました。震災の後、復興の象徴として再開された、映画にもなったホテルです。こんなことをいうと失礼ですが、田舎の町に、忽然とハワイアンズが立っています。もう、笑っちゃうくらいハワイアンズの名称が浮きまくっています。申し訳ありません・・・・しかし、ホテルの中に入ると状況が一変します。私は夜遅くに到着しましたが、ちょうどハワイのダンスのショーが始まっていました。とても迫力があり、外の寒さを吹っ飛ばすくらい華やかで楽しいショーでした。温泉は何カ所かに分か...

2月15日は涅槃会

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2月15日は涅槃会(ねはんえ)でした 涅槃会はお釈迦様がお亡くなりになった日といわれます。実は、はっきりした日や年月は分かっていませんが、まぁ、気にしないで下さい。 日本では2月15日が一般的ですが、それぞれの国で違うようです。 お涅槃の絵を見ると、菩薩も人も動物も虫もみな悲しんでおられます。子供と一緒に、「あっ、ここにアリがいるよ」「大きなぞうもいるね」と見てくださると、楽しみながら仏さまにふれられるのではないでしょうか。 お亡くなりになる仏がなにを残されたか、感じてみてください。涅槃図と検索して下されば、出てくると思います。 寝仏(ねぼとけ)を見ました! ある時、知り合...

いい加減

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20年ちょっと前、結婚から一年たって新婚旅行のようなものをしました。トルコ(ターキー)のイスタンブールに寄る行程でした。先日、ブルーモスクそばの広場で自爆テロがあり、あぁ、あそこはトルコ人に「あんたは中国人か」と聞かれたところだったと思いだしました。ずいぶん物騒な所になったものです。こうした事件を見ると、ISなんてとんでもないなぁ、日本は良かった、と思います。しかし、日本人もそんなに威張れたものではありません。わずか140年前の江戸末期から明治初めは、とんでもない暗殺が行われていました。それは明治維新と言われる時代です。あの頃の一般的なイメージは、頭の固い幕府を、やわらかな...

師走

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  師走は、禅宗のえらいお坊さんでも走ってしまう忙しさ、というような意味です。翻って、足下をじっくりとみて歩きなさい、という意味だと思います。 2007年11月19日宮崎日々新聞の投書から 友人家族とともにコスモス牧場に出かけた日の出来事。お店から一組の親子が出てきた。次の瞬間、小さな女の子の手から買ったばかりのかき氷が滑り落ちた。と若いお母さんはすさまじいけんまくで子どもに怒鳴り始めた。 私たちの耳はその親子に、そして目はさっきのかき氷に集中していた。あのかき氷、いつ片付けるんだろうか・・・。友人は「あんなに子どもをしかり続けても意味なし。親としてまずやるべきこ...

心がけ 子育てアドバイス・・・上手なしかり方

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 子育てアドバイス・・・上手なしかり方、10箇条 筑波大学心理学系教授 松原達哉 1.ほめて叱れ   いたずらをしたとき、頭ごなしに叱らないでよい点をほめて叱る  「いつもよい子は、そんないたずらしない」というように、一度ほめて叱れ主義がいい2.すぐほめ、すぐしかる   よい行動に対しては、その場ですぐほめ、悪い行動に対しても、すぐ注意して叱ります。こどもの気持ちは変わりやすいので。3.生命に危険な遊びは厳しく叱る  信号無視、火遊び、工事現場で遊ぶ、刃物を持つなど4.感情的に叱らない   大人がいらいらして、子どもに感情的に当たるのはよくありません。天気が悪い、夫婦げんか...

こんな性格だから・・・修行ということ

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先日、ある事件(保護責任者遺棄)の傍聴に行ってきました赤ちゃんをみるべき人が責任放棄して赤ちゃんが餓死した事件でしたいろいろな事実が明らかになると、(とてもここでは書けないような)悲惨な時間を赤ちゃんがすごし、最後の時を迎えたことは筆舌に尽くしがたい苦しみであったろうと検事が述べました。おそらく裁判員の方々も同じように感じたことでしょう。判決は求刑通り、母親に5年、その友達に4年6ヶ月の実刑判決でした。その中で、私が特に気になった母親の言葉があります。検事「あなたはあかちゃんをほっぽって不特定多数の友達の所を泊まり歩いていましたね」母親「私は誰かと一緒にいないとさみしい性格...

生き様が死に様になる

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ZARDの坂井泉水さん、亡くなられましたね。私の世代では、あの坂井さんが・・・という驚きで、第一報を見たときは、声も出ないくらい驚きました。もともとがミステリアスな方向で売り出していたからなおさらです。しかし、それも現役大臣の自殺、という報に接して吹っ飛んでしまいましたが。 ZARDのヒット曲に「まけないで」という歌があります。軽快なテンポの歌でよかったですね。 ふとした瞬間に 視線がぶつかる    幸運(シアワセ)のときめき 覚えているでしょ    パステルカラーの季節に恋した     あの日のように 輝いてる あなたでいてね     負けないで もう少し 最後まで 走り...

忍辱(にんにく)という修行

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忍辱(にんにく)という修行仏教の特徴に修行をする、ということがあります。するとたいていの方は、「火の上を渡ったり、滝に打たれたりすることか」とお考えになると思います。つまり、身体を痛めつけることが修行である、と思われているようです。お釈迦様は29歳で出家されて35歳まで激烈な「いわゆる」修行をされたようです。骨と皮になった仏像を見たことはありませんか。苦行仏といいます。しかし、身体を痛めつけることでは悟りは開けないと自覚され、座禅を組まれたようです。その後、お悟りをえられたのが、今からおよそ2,400年前、12月8日明け方といわれています。では、仏教における修行とは何なのか...

象の仕事

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昔インドでは、象はいろいろなお仕事に携わっていたようです。 もっとも、現代でもインドを旅して町を外れると、象やらラクダ、牛、羊、猿、くまなどの動物が仕事をしているところを見れます。そんなインドに動物園はないだろうと思っていたのですが、ちゃんとあるんです。はたしてどんな動物がいるのやら。 実は数年前にカルカッタの動物園に行きました。ガイドからはなんでそんなところにいくのか、と不思議がられました。めずらしい虎がいる、ような話を聞いていたのですが、広大な動物の飼育場は、草が茂り虎の陰は全く見えませんでした。象はいっぱいいました。印象深いのは、サイです。広い飼育場を、どすどす走りま...

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